外壁シーリング工事
目地交換の作業は、シーリング材の劣化状態により工事の方法が違います。
あまりにも状態が悪い場合は「打ち替え」といって「シーリング材撤去
⇒充填」という方法をとります。
シーリング材の老化が始まった程度の状態は「打ち増し」といって、既存
シーリング材の上にシーリング材を重ねる作業になります。
下記の実績はその前者の工法をとりました。
あまりにも状態が悪い場合は「打ち替え」といって「シーリング材撤去
⇒充填」という方法をとります。
シーリング材の老化が始まった程度の状態は「打ち増し」といって、既存
シーリング材の上にシーリング材を重ねる作業になります。
下記の実績はその前者の工法をとりました。
ビフォー&アフター
サイディングシーリング打替え工事
- 施工年月:2013年9〜10月 うち3日日
- 現場住所:兵庫県内
建物の外壁にはさまざまな建築部材が取り付けられますが、温度や湿度に対する伸縮の度合いが部材ごとに異なるため、部材と部材の間には隙間を作り、緩衝材としてシーリング材を充填します。シーリング材は紫外線や湿気に耐えながら温度変化による伸縮を繰り返し、やがて、本来の機能が維持できなくなり、雨水の進入や外気が流入してきます。劣化の進み具合は目視で判断できます。
シーリング打ち替えの作業工程
既存シーリング材撤去
サイディング外壁は劣化し、チョ−キング(白亜化)の状態でした。しかも、サッシ廻りやサイディングのジョイント(接合部分)なども劣化し、亀裂が入っている状態でした。そこで、現在のシーリングを撤去して打ち替える工事を実施。カッターなどで切り目を入れて、既存シーリング材を撤去しました。ここでバックアップ材が取れるようであれば交換しますが、そのような状態までには至っておりませんでした。
養生テープ張り(マスキング)
シーリング材を充填する際に、目地以外に余分なシーリング材がつかないよう紙テープなど貼り養生します。
プライマー塗布
シーリング材の密着性を高めるため、樹脂を塗布します。
シーリング材充填
強度や弾力性をさらに高めるため、この作業を2回行うこともあります。
打設・押さえ(仕上げ)
充填したシーリング材をヘラでならします。
シーリング打ち替え完了
外壁材の構造と補修工法
外壁サイディング
サイディングは近年外壁材としてもっともよく使用されている材料ですが、その構造はシンプルで、高温多湿に耐え、しかも気密性が高く、施工しやすくなってきております。
1990年代以前の建物では、ボードとボードのつなぎ目(目地)に用いられているシーリング材の下に、緩衝材(バックアップ材)がありました。
最近は、サイディングボードの専用取付金具が緩衝材の役目を果たし、直接シーリング材を入れられるものもあります。